【消費妻×節約夫】お金×幸せのかけ算 最強の資産形成術!

夫婦

お金に関して夫婦で意見が合わないことに悩んでいませんか?結婚したいと思った相手は自分にないものを持っているはずです。恋は盲目。結婚してみてはじめて気づくことは基本的に夫婦の価値観は違うということ。生まれ育ってきた環境も十人十色。全く異なります。私たちも、消費妻と節約夫という正反対のお金の価値観の持ち主。以前は、お金の使い方について喧嘩が絶えない日々を送っていました。

お金が貯まらないことに漠然とした不安を覚え、はじめた家計管理がキッカケで夫婦の関係が悪くなっては本末転倒。2人の違いを認識し、正面から向き合い、見つめ直すことが何より大切です。

この記事では、最強の資産形成術として私たちが勝手に命名した”【消費妻✕節約夫】お金✕幸せのかけ算” による、具体的な取組内容(消費、節約、投資)についてご紹介します。相手の弱みを捨てて、強みを認め合うことができれば、お互いの幸福度を最大限に高めることができます。消費妻×節約夫。異なる価値観の2人が掛け合わさることが、最強の資産形成法であることを提案します。このブログを読んで、あなたも夫婦でお金のことを話し合ってみませんか?

【お金の価値観の違い】消費妻:現在志向 節約夫:未来志向

私たちは、結婚して13年目の夫婦です。私は主婦で、今はパートタイムで働いています。夫は、サラリーマンで、比較的安定した収入を得ています。私たちは、子どもが2人いて、幸せな家庭を築いているつもりでした・・・。が、しかし、私たちには、一つ大きな問題がありました。それは、お金に関する価値観の違いです!

消費妻は、現在志向。節約夫は未来志向です。お金に対する時間軸に大きなズレがあります。

【消費妻】お金の価値観(現在志向)
  • 消費家タイプ。将来も大切だが、若い今を楽しむことが大切。
  • 欲しいものがいろいろとある。(洋服、化粧品、美容、健康商品など)
  • モノの値段より、欲しいものは直感で買うタイプ。買い物は生モノ。
  • お金に困ったことがなく、楽観的(何とかなるさ)。
  • 自称健康オタク。健康、食生活に気を配り、そのためのお金はいとわない
【節約夫】お金の価値観(未来志向)
  • 節約家タイプ。お金は使わず、将来のために大きな資産を築きたい。
  • モノに対して、値段に見合う価値があるかを常に考える。損得勘定。価値はあるのか?
  • お金に関して悲観的(何とかしないと)。
  • 物欲がない。お酒、読書、投資以外は基本的にお金を使わない

【ケンカの原因】急激な家計改善と家計会議(1回/月)で相手を非難

新型コロナウィルスにより、日本で初めて感染者が確認されてから約2年後の2022年3月。当時は、感染性が高いオミクロン株が主流となっていました。小学校や職場の活動が自粛となる中、子育てや仕事に追われ、あまり考えてこなかった将来の資産形成について考える時間ができました

これまでも、私が独自に家計簿をつけていましたが、夫に共有することもなければ、個人的な日記(どんぶり勘定記録簿)といった具合です。時間が出来たことで、夫は何かにとりつかれた受験生のごとく、ユーチューブや書籍により勉強を始めました

まずはじめたのは、固定費の削減、NISA、iDeCoと1回/月の総資産額の集計です。

やりはじめると一気に行動を起こすタイプの夫。私の気持ちがついていかない中、様々な改革に着手し始めました。

毎月10万円の投資資金を確保し、余剰資金の中で、長期的かつ安定的に積立投資をしたい夫が、私の消費行動に対してシビアに監視、指摘を行うようになりました。月の収支がマイナスになった月は最悪です。

ともくん<br>パパ
ともくん
パパ

毎月10万円投資に回したいのに、なんで収支がマイナスになるの!?

ともくん<br>ママ
ともくん
ママ

ちょっとほしいものがあったからしょうがないでしょ。ボーナスとかもあるんだから、年間で目標金額を達成出来たらいいんじゃないの?

ともくん<br>パパ
ともくん
パパ

毎月の積み重ねが大切なんだから、しっかりお金の管理をしてよ!

ともくん<br>ママ
ともくん
ママ

いちいち監視しないで。息が詰まるわ。子どもが巣立ったら、あなたとの将来はないわ!!

【資産の増加と幸せは反比例?】家計改善/資産形成術12選とマネーフォワードの罠

急速な家計改善により、固定費の削減に成功し、投資に回せるお金が安定的に捻出できるようになったことから、更なる高みを目指して、夫は邁進します。夫が改革した具体的な家計改善策は次のとおりです。

【節約夫】家計改善と資産形成法12選

  • 車を1台売却→電動3人乗り自転車の購入
  • 医療保険、学資保険の解約(生命保険のみ格安のネット保険を契約)
  • 夫の携帯電話をdocomo→楽天mobileに変更(妻の携帯はdocomo→ahamoへ変更)
  • つみたてNISA、iDeCoによる投資信託の積立
  • 【日本】個別株(高配当メイン)投資
  • ジュニアNISAの積立(2021年~2年間)
  • ポイント還元率の高いクレジットカードを併用
    • 楽天カード、Oliveカード、LINE(P+)カード、メルカード
  • ふるさと納税(楽天買い物マラソン)による日用品の購入
  • 不用品の売却(メルカリ、PayPayフリマ、楽天フリマ)
  • 1週間分の食材を格安スーパーで一括買い
  • ポイ活(ハピタス、モッピー)
  • エクセルを使い、総資産と月の収支を把握(1回/月)

マネーフォワードの罠(最後の引き金)

給料日前に、総資産と月の収支をExcel(エクセル)で集計していましたが、ネット銀行や各証券口座にログインして、金額を整理するのに毎回、1時間程度の時間を要していたため、そのことをわずらわしく感じていた夫が、家計管理アプリで一番知名度と人気が高いマネーフォワードを導入しようと言いはじめました。

何か嫌な予感はしていましたが、その予想は的中。これまでは、月の収支がマイナスになっていることの指摘に終始していたものが、全自動で費目ごとに使った金額が全て見える化してしまったことで、夫の監視がさらにエスカレートしました。

夫婦で買ったものが全て共有されるということは怖い話です。夫に内緒でヘソクリを作ったり、自分へのご褒美で欲しいものをコッソリ買ったりする話がありますが、その気持ちは本当によく理解できます。

夫に分からないように、マネーフォワードの穴を縫うように、逆に買い物をすることでストレスを溜めないようにする始末。目的を見失い、夫婦の溝も増えるばかり。何のためにマネーフォワードを導入したのか分からなくなっていました。

2人の溝を埋めるためのマネーフォワード活用法

私たちは、このようにお金の問題で衝突を繰り返してきましたが、その都度、お互いが納得いくまでトコトン話し合い、改善策を1つでも取り決めることを暗黙のルールとしています。「マネーフォワード事件」に関して、話し合いの結果、マネーフォワードから夫を遠ざける方法を取ることにし、夫は「マネーフォワード宣言」を掲げました。

夫のマネーフォワード7宣言
  • 夫は、マネーフォワードをスマホにインストールしないこと。
  • 夫は、月に1回の資産集計時以外は、マネーフォワードを見ないこと。
  • 夫は、マネーフォワードで、総資産、投資の成績以外は確認しないこと。
  • 夫は、妻が買ったものについて、”見ざる”・聞かざる・言わざる” を貫くこと。
  • 夫は、マネーフォワードの導入の目的を忘れないこと。
  • 夫は、家計管理から一歩身を引くこと。
  • 夫は、マネーフォワードの管理権限が妻にあることを忘れないこと。

夫も反省したのか、ルールを決めることで、細かい指摘も減りました。私も買い物をしすぎた際に反省したり、次の対策を考えたりすることが出来るようになってきました。

マネーフォワードは、本当に便利で素晴らしいアプリですが、使い方によっては、凶器と化してしまいます。夫婦の信頼関係があって、はじめて本当の意味でマネーフォワードを使いこなすことが出来るのではないでしょうか。「マネーフォワード事件」がキッカケで、今一度、夫婦で、お互いの強みや弱み、資産形成の目的を考え直すことにしました。

【消費妻×節約夫】強み/弱みと共通点

私たちの強みや弱み共通点を分析することで、お互いになぜ、相手のことを不満に思ったり、攻めてしまうのか客観的に考えることが出来るようになりました。分析結果から分かったことは、お互いに家族の幸せを願い、お金を使ったり貯めたりしたいという思いを抱いていたこと。お金に対するアプローチが違っていただけだったことが分かりました。また、お金に対する価値観も共通点がたくさんありました。

項 目 消費妻節約夫 
 強 み  ・今を楽しむ力
・感情豊か、好奇心が高い
・健康への意識
・お金を使うことの耐性
・知識、スキル向上への投資
・将来に備える力
・論理的、合理的な判断
・節約、投資の知識
・行動力、実行力
弱 み・消費癖
・将来に対する計画性が低い
・自分の欲求に素直
・保守的
・冷徹、せっかち
・金銭的な価値にこだわりすぎる
・今の楽しみや感動を見逃しがち
・自分の意見に固執しやすい
・お金に対するストレス、プレッシャー
【共通点】お金の価値観
  • お金は、手段であり目的ではない
  • お金は、自分の人生を豊かにする
  • お金は、自分の価値を表すものではない
  • お金は、自分や家族の成長や、夢、幸せに繋がるもの
  • お金は、感謝の気持ちを伝える手段(贈り物、プレゼント)

消費妻と節約夫がお互いを補完し合うための具体的な方法(ルール)

お金のマインドセットの違いや共通点を理解した上で、お互いを補完し合うための具体的な方法を考えました。私たちが実践している方法は以下のとおりです。

具体的な方法ルール
  • 相手を理解し、自分を理解する。
  • 相手を尊重しながら自分も大切にする。
  • 相手の弱みを克服するように要求しない
  • 相手の強みを認め、尊敬する。
  • 相手を信じ、出来ていないことを責めない
  • 頑張っていることを認め、受け止める
  • 今と未来のバランスを意識し、大切にする

消費妻×節約夫が最強の資産形成コンビになるためのポイントと結論

このブログ記事は、「消費妻×節約夫」という異なる金銭価値観を持つ夫婦が、お金と幸せのバランスを見つける過程を通じて、最強の資産形成術を見出すプロセスをお伝えしました。

夫婦は基本的に価値観が違います。相手を認め思いやる気持ちが大切です。資産を増やすことは手段であり、目的ではありません。本当の目的は、お金以外です。幸せになるということです。

夫婦で金銭価値観が異なることは、挑戦であると同時に大きな機会です。私たちの経験から学んだ最も重要なことは、対立ではなく、補完し合うパートナーシップを築くことの価値です。私たちは、お金の使い方だけについてのものではなく、お互いにとっての幸せとは何かを理解し、それを実現する方法について深く考えた結果、それぞれの強みを活かし、弱点をサポートすることで、消費妻と節約夫はただのレッテルではなく、お互いの成長を促す強力なチームとなりました。このプロセスを通じて、私たちは資産形成だけでなく、より豊かな関係性を築くことができました。そして、これはお金以上の価値があることを学びました。

このブログを読んでいる皆さんに伝えたいのは、お金と幸せのかけ算は、単に金銭を増やすことではなく、生活を豊かにし、夢や目標に向かって一緒に歩むことにあるということです。夫婦で話し合い、お互いの価値観を理解し合うことから始めてみてください。そして、異なる価値観があるからこそ、より強固な関係を築き、共に成長できると思います。

最後に、私たちの物語が、お金と幸せのバランスを見つけ、最強の資産形成術を探求する旅の一助となれば幸いです。夫婦で力を合わせて、それぞれの強みを生かしながら、共に夢を追い求めていきましょう。

著者プロフィール
ともくんママ

消費妻✕節約夫
 年齢:アラフォー
 家族:子ども2人の4人家族
 仕事:パート主婦/
    サラリーマン夫
 目標:総資産1億円
 現在の資産:約1,500万円

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